2016年のミッシェル・テーメル政権時代に憲法改正の形で成立した歳出上限法では、「政府や各省庁の予算は、基本的に前年度の予算にインフレ率をかけた以上の拡大はできない」と定められている。
しかし2020年度の連邦予算基本法では、歳出上限法の活用で国庫庁の歳入増加並びに公共負債削減で2,026億レアルまでの義務的歳出となっているにも拘らず、義務的歳出総額は2,662億レアルに達する可能性があり、早急な義務的歳出の緩和政策導入が検討されている。
来年の義務的歳出予想総額2,662億レアルは...
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