ソフト開発会社BRQ社は2008年に会社を設立、ベンジャミン・クアドロス社長は短期間にソフト開発輸出が売上比率の30%に達すると予想、ソフト開発の海外輸出では世界トップのインド型の輸出企業形態をめざしていた。
BRQ社ではソフト開発技術向上のためにトレーニングや人材開発の投資、また米国でのソフト業界参入のために、従業員100人を抱える米国資本のThink社を買収した。
クアドロス社長は設立3年後には米国内の従業員5,000人を抱える企業への成長を見込んでいたにも関わらず、2008年のリーマンショックで未だに100人の従業員に留まっている。
過去6年間の欧米のソフトサービス業界が停滞している影響で、ブラジル情報技術企業協会(Brasscom)では2010年のブラジルのソフト輸出額は予想の35億ドルを下回る24億ドルに留まっている。
BRQ社の昨年の売上は2億5,000万レアル、そのうちソフト輸出による売上は全体の10%に留まっているにも関わらず、ブラジル国内での売上が伸びているために売上減少を補っており、またConcrete Solutions社では一時期には海外の売上が30%に達していたが、欧米の需要減で今では10%まで低下している。
2004年のブラジル企業によるソフト輸出は2億ドル、昨年は1,100%増加の24億ドルまで増加、しかしソフト輸出では世界トップのインドの500億ドルには足許にも及ばない。
しかしインドのソフト開発エンジニアは高い英語力と欧米との時差でブラジルよりも優位に立っており、またブラジル国内のソフト開発費はレアル高の為替並びに高課税でインドのエンジニアよりも70%人件費が高い。
インドが英語圏の欧米でのソフト開発のアウトソーシング請負成功には30年間を擁しており、ブラジルのソフト開発はスペイン語圏のラテンアメリカ並びにイベリア半島やアフリカのポルトガル語圏で優位に立てるために、これらの語学圏でのソフト開発輸出に期待が持てる。(2011年9月9日付けヴァロール紙)