ポルトガル・テレコム社(PT)はVivoの持ち株をスペイン資本のテレフォニカに75億ユーロで放出、一方でPTはOi社の株式の22.4%を84億4,000万レアルで買収する。
ヨーロッパの携帯電話会社は国内市場が成熟して今後の成長が期待できない上に、厳しいリセッションの長引く影響で減収に見舞われている両社は高成長を遂げるブラジルを舞台に競り合っている。
ブラジルの人口は1億9,000万人と市場が大きくて持続的な経済成長が見込めるうえに、若い世代が多くて携帯電話の普及率も比較的低いために携帯、インターネットの顧客獲得が容易と見込んで外資系企業が虎視眈々と狙っている。
今回のPTのテレフォニカ社へのVivoの30%の株放出でテレフォニカは60%に増加して完全支配、Oiは社会経済開発銀行(BNDES)が39.9%、AG並びにLa Fonteが38.75%、PTが22.5%の資本参加率になる。
テレフォニカは傘下の固定電話会社TelespとVivoを合併させるために支配権の取得を目指していたが、両社の買収交渉は長期化して買収提示額の引き上げにつながった。(2010年7月29日付けエスタード紙)