ブラジル・スーパーマーケット協会(Abras)のニールセン社に依頼した調査によると昨年のブラジルのスーパー業界の売上は2,016億レアル、そのうちサンパウロ州内の売上は613億レアル、パン・デ・アスーカル社とカルフール社の売上は651億レアルとなっている。
そのうち両社のサンパウロ州内の売上合計は426億レアルで69%と寡占状態にあり、また合併によりさらにマーケットシェアが拡大すると予想されており、競合スーパーでは買収・合併などを余儀なくされる。
両社の合併で事業が重なるロジスティック部門の人事部などでは人員削減が余儀なくされるが、合併によるシナジー効果は18億レアルが見込まれている。
また両社のスーパーが重なる地点での店舗閉鎖など小売業界の合併では平均売上が5%減少、しかし供給業者との価格交渉は圧倒的に優位になるために、食品メーカーは収益性の減少を余儀なくされる。
全ての大手スーパーは食品大手でブランドが消費者に浸透しているサジア社やペルジガン社の品揃えは不可欠であるが、今後はパン・デ・アスーカル社とカルフール社との同じ製品の卸売価格で不利に立たされる。(2011年7月3日付けエスタード紙)。