世界金融危機後の昨年のブラジルのスーパー・コンビニエンスストア・家電量販店・ドラッグストアなどの小売業界の売上は前年比5.9%と好調を維持、株価が100%以上伸びている小売販売網もあり、プライベート・エクイティなどの投資ファンドが注目、しかし今年のサンパウロ平均株価(Ibovespa)はマイナス3.8%と株価を下げている。
大衆衣料店網Lojas Rennerの今年上半期の売上は前年同期比17%増加の12億レアルに達して、上半期の同社の株価は48.5%上昇している。
金融アナリストは積極的に販売拠点を拡大して衣料販売チェーンHering社の株購入を勧めて第1四半期の株価が26.6%上昇、更に上半期はすでに122%も上昇を続けている。
今年初めの金融業界はコモディティ商品、特に鉄鉱石価格の高騰に話題が集中、しかし国内経済が好調で消費が拡大の一途をたどっているために、投資家は小売業界への投資に注目している。
ブラジルの小売業界は一族経営の非上場企業が多いために、投資ファンドは新規株式公開(IPO)前に資本参加を仕掛けており、投資銀行BTGパクツアルはドラッグストア大手Farmais社、ガソリンポスト網のコンベニエンスストアVia Brasil社やAster社に投資している。
2008年にはPragmaファンド並びにGávea社がDroga Raia社に資本参加、Capital GroupはIPOを予定している家電・家具の小売販売大手のMagazine Luiza社に12%の資本参加をしている。(2010年8月24日付けエスタード紙)