サンパウロ商業連盟(Fecomércio )の大サンパウロ都市圏の小売店現状調査(PCCV)によると、第1四半期の小売業界の売上60%を占めるスーパーマーケット、自動車販売店並びに家電(電気・電子)販店の売り上げは前年同期比11%と大幅に増加している。
小売販売が大幅に伸びた要因として低金利の長期クレジット、雇用の増加、実質賃金の増加並びに新車や白物家電向けの工業製品税(IPI)の減税政策適用の最終月で、駆け込み需要も小売販売を押し上げた。
大サンパウロ都市圏の第1四半期の自動車販売は前年同期比16.8%、家電12%、スーパーマーケットは3.4%とそれぞれ増加、また衣類14.4%、香水は13.2%の増加が予想されているが、デパートは1.7%、建材は1.5%と減少している。
中銀が先月の通貨政策委員会(Copom)で政策誘導金利(Selic)を0.75%引上げて9.5%に決定、しかしクレジット金利の引上げにはあまり影響がないために、上半期の小売販売は順調に推移すると見込まれている。
しかし旺盛な内需に伴ってインフレ圧力が増加すると、さらなるSelic金利引上げに結びつくために、小売販売は下半期に影響を受けると見込まれている。(2010年5月12日付けヴァロール紙)
