第3四半期の小売業界は好調に推移したが、9月中頃から金融危機の影響が及んできたために前四半期比では2.0%の増加に留まったが、前年同四半期では12.9%と大幅に増加した。
しかし第3四半期の鉱工業部門は2.7%と前四半期の0.9%を大幅に上回る伸び率を記録、前年同期比でも6.7%と大幅増加を記録したが、金融危機によ るクレジットの流動性縮小による販売低下や在庫の増加で、今後は在庫調整のための一斉休暇や生産縮小を余儀なくされる。
特に自動車工業部 門は格安長期ローン販売でCクラス層への販売が好調で生産記録を更新していたが、9月の金融危機の発生で販売が記録的に落ち込んで、メーカーの在庫は29 日分であったが、10月の在庫は38日分まで増加したために、各メーカーは一斉休暇で在庫調整を図っている。
9月の小売業界は前月比 4.0%、前年同月比16.0%と大幅に増加、特にクレジット販売が好調であった家電、家具、自動車パーツなどは好調に推移したが、IT関連機器は前年同 月比50.6%増加、自動車部門は28.8%増加していたが、10月の新車登録台数は前月比11.0%減少している。
今後は在庫調整のために大バーゲンセールが自動車部門以外でも行なわれると予想されるが、特に運転資金が不足しているメーカーではバーゲンセールを余儀なくされ、インフレ低下効果が期待できるが、手元資金に余裕のあるメーカーは来年初めまでは行わないと予想される。
今年9ヶ月間の小売部門全体の伸び率は前年同期比10.4%増加、IT関連機器33.7%、四輪・二輪20.7%、建材11.5%、家具・家電 21.3%、繊維・衣料・履物9.5%、書籍・印刷物10.8%、医薬品12.9%それぞれ増加している。(2008年11月19日付けヴァロール紙)