ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると7月の小売部門は政策誘導金利(Selic)の引き上げの影響を受け始めて前月比マイナス0.2と減少に転じ、10部門の内でスーパー及び食品部門が-0.2%、繊維、履物及び衣類部門-3.0%、情報機器及び事務機-1.7%、書籍及び印刷物部門が-0.5%とこれらの4部門でそれぞれマイナスを記録した。
しかし7月の小売は前年同月比 11.0%、今年7ヶ月間では10.6%、過去12ヶ月間では10.2%とそれぞれ増加しているが、今後はSelic金利上昇、消費者向けクレジット期間短縮や厳しくなる与信審査などの影響を受けて、消費過熱に歯止めがかかると予想されている。
実質賃金の上昇、雇用創出の増加並びに格安長期クレジットが継続すれば、小売部門の売上減少を和らげると小売部門では期待しているが、特に所得に低い消費者はクレジットの月賦金額だけを心配している。
しかし銀行は新たなクレジット向けに与信審査を厳しくし始めており、特に自動車、家電や耐久消費財購入クレジット与信審査を強化しているが、今年の小売部門の伸び率は前年比9.3%の大幅増加が予想されている。
調査対象の30%の比率を占める7月のスーパー、食料品、飲料並びに嗜好品の売上は食料品関係の大幅な値上げで平均以下の伸び率に留まり、前年同月比では5.4%の増加であったが、家電販売は19.6%と大幅に増加している。(2008年9月17日付けエスタード紙)