ブラジル地理統計院(IBGE)の月間小売調査(PMC)によると、2018年6月の自動車や建材を含まない一般小売販売は、5月下旬から11日間継続したトラック運転手の国道封鎖抗議デモの影響で前月比マイナス0.3%を記録した。
また今年6月の一般小売販売は、前月比マイナス0.3%と5月から連続2カ月間で前月比割れを記録、2月間ではマイナス1.5%を記録して、未だにトラック運転手の抗議デモの影響を受けていた。
しかし今年6月の一般小売販売は前年同月比1.5%増加、今年上半期は2.9%増加、6月の過去12カ月間では3.6%増加、また今年5月の自動車や建材を含む広範囲小売販売は、トラック運転手抗議デモの影響で、自動車部品サプライヤーからの部品供給が滞ったために前月比マイナス4.9%と大幅な減少を記録していたが、6月は2.5%増加に転じている。
また今年6月の自動車や建材を含む広範囲小売販売は前年同月比3.7%増加、今年上半期は5.8%増加、6月の過去12カ月間では6.7%と大幅に増加している。
今年6月の一般小売販売のセクター別調査では、調査対象の8セクターのうち5セクターで前月比増加、6月のスーパーマーケットの小売販売は前月比マイナス3.5%、前年同月比4.1%増加、今年上半期は5.4%増加、6月の過去12カ月間では4.4%増加している。
前記同様に燃料・潤滑油セクターはマイナス1.9%、マイナス11.6%、マイナス6.0%、マイナス4.5%、繊維・衣料・履物セクターは1.7%増加、マイナス3.4%、マイナス3.5%、3.2%増加、家具・家電セクターは4.6%増加、0.7%増加、0.6%増加、6.8%増加している。
また医薬品・香水・医療機器セクターは0.9%増加、4.0%増加、5.6%増加、5.7%増加、情報機器・事務機器・通信機器セクターは4.1%増加、マイナス1.4%、マイナス0.5%、マイナス2.2%、書籍類・印刷物・製本セクターは同率、マイナス11.5%、マイナス8.8%、マイナス6.8%、日用雑貨・装身具類セクターは2.6%増加、8.7%増加、7.9%増加、6.2%増加。
広範囲小売販売の自動車・部品セクターは16.0%増加、10.3%増加、16.4%増加、13.2%増加、建材セクターは11.6%増加、5.2%増加、4.8%増加、9.2%増加している。(2018年8月13日付けIBGEサイトより抜粋)