コンサルタント会社GFK並びに Vivo ADS社の共同調査によると、今年11月末の米国の感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日金曜日に当たるブラックフライディー向け小売販売は、12月下旬から始まるクリスマス商戦の小売販売を上回る可能性が判明している。
一般消費者対象の小売販売調査では、調査対象の約70%の消費者が今年11月末のブラックフライディーでの消費を計画、特に家電製品のプロモーション製品購入を希望しており、平均消費額は713レアルが予想されている。
小売販売チェーン網Lojas Cem社並びに Ricardo Eletro社では、今年のブラックフライディーの小売販売は前年比20%以上増加を予想、またGDPグループ傘下のスーパーマーケットExtra社では、電気製品、ヴィデオ、セルラー電話などを中心に二桁台の販売増加を予想している。
今年のブラックフライディーの小売販売では、調査対象の一般消費者の58%は価格が安い必需品の購入を希望、21%はクリスマス向け贈答品の購入、20%は価格次第で必需品以外の製品購入と回答している。
今年のブラックフライディーの小売販売の購入価格調査では、300レアル以下が全体の33%を占め、300レアル~500レアルは24%、1,000レアル~2,000レアルは12%、2,000レアル~3,000レアルは4.0%、3,000レアル以上は3.0%となっている。
またブラックフライディーの希望購入製品では電気製品関連が68%、衣類・アクセサリー関連が39%、旅行は9.0%、購入先は小売店や量販店、スーパーが39%、オンラインショッピングが26%、両方は36%となっている。
2014年/2015年のブラックフライディーを擁する11月の資本財の販売は34%、クリスマスを擁する12月は35%、クリスマス商戦後の大バーゲンセールスを擁する翌年1月は31%であった。
前記同様に2015年/2016年は33%、34%、33%であったが、2016年/2017年は38%、29%、33%が予想されており、初めてブラックフライディーの小売販売がクリスマス商戦販売を上回ると予想されている。(2017年11月16日付けエスタード紙)