2016年の売上が3億2,000万レアルのスーパーマーケット業界のヒロタグループは、ニッチ市場である販売店舗規模が100~300平方メートルまでの生鮮食品や弁当なども取り扱うミニマーケット市場に参入している。
45年前に設立されたヒロタグループは、食料品や日用雑貨などを中心に平均売り場面積が2,000平方メートルのスーパーマーケット市場で小売販売を続けてきたが、スーパー業界では再編成が進んで大型店舗が主流となっている。
しかし住居近くのコンビニやミニマーケット市場は、小規模投資のテナント契約で進出が容易で小回りが利くために利用者が増加傾向にあり、大手スーパーマーケットも競ってビジネス街やアパートが集中する地域にミニマーケット店舗を開設している。
ヒロタグループでは2017年~2021年にかけてミニマーケットに相当する「Express」型ユニット80店舗の開設を予定、今年は20店舗、2018年~2021年にかけて毎年15店舗の開設を予定、そのうち約40店舗は、ミニマーケットよりも小売販売価格が安いコンビニ形態の「Hirota Food Express」開設を予定している。
ヒロタグループでは、今後5年間の投資として1億レアル~1億3,000万レアルを予定、2017年の売り上げは4億レアルと見込んでおり、5か年計画の最終年の2021年の売上は、10億レアルを見込んでいる。(2017年4月25日付けヴァロール紙)