米国では11月の感謝祭翌日の第4金曜日から週末にかけてクリスマス向けの激安セールが開催され、小売り各社が黒字となることからブラックフライデーと呼ばれているが、ブラジルでも7年前からブラックフライデーによる特売を開始している。
サンパウロ消費者センター(Procom-SP)では、ブラックフライデーによる特売に対して、割引率に魅せられた必需品以外の購入やオンライン販売での見せかけの割引セールス、購入製品未納、製品交換拒否などに注意を促している。
ブラックフライデー開始2日前の今週火曜日にあるメーカーのガスレンジ価格は突如444レアル値上げされており、ブラックフライデー直前に特別割引セールとして大幅な値下げをすると消費者保護サイトのReclameAquiでは注意を促している。
このような不正割引表示は、昨年のブラックフライデーの特売の30%を占めていたとProcom-SPのマルシア・クリスティーナ・オリヴェイラ氏は、一般消費者に注意喚起している。
また一般消費者は、自身での販売価格調査以外にもサイトZoom やBaixoの製品価格の比較調査の活用を促しており、インターネットによる製品購入では特別セールスの宣伝ページを印刷しておくことを推奨している。
インターネットによる製品購入では輸送代金徴収の有無、Procom-SP並びにCamara de Comercio Eletronico 、ReclameAquiサイトでの製品購入先のブラックリスト掲載の有無チェックを促している。(2016年11月24日付けエスタード紙)