継続する経済リセッションによる消費者の景況感悪化並びに失業率増加、実質賃金減少、小売販売向けクレジット部門縮小などの要因で、昨年の小売販売はドラッグストアーとスーパーを除いて大幅に減少している。
サンパウロ州商業連合(Fecomercio‐SP)の発表によると、2015年10月のサンパウロ州の小売販売は前年同月比6.1%減少、昨年1月~10月の小売販売は前年同期比10.2%減少、唯一医薬品セクター並びにスーパーセクターが増加している。
2015年10月のサンパウロ州の小売販売比較では、自動車のディーラー販売は前年同月比22.9%減少、1月~10月の小売販売は前年同期比15.4%減少、前記同様に家電販売は15.4%減少、16.3%減少している。
また前記同様に建材販売は21.4%減少、10.2%減少、家具・デコレーション販売は18.3%減少、13.9%減少、衣類・履物販売は16.9%減少、11.7%減少、ドラッグストアーの小売販売は0.7%増加、3.1%増加、スーパーの販売は7.1%増加、3.0%増加を記録している。
昨年末(2015年12月31日)の小売販売業で株式上場している企業の時価総額比較では、薬局チェーン網Raia Drogasilは昨年1年間で40%増加の116億8,300万レアル、衣類チェーン網Lojas Rennerが12.2% 増加の109億3,300万レアル、衣類チェーン網Lojas Americanasが6.6%増加の197億5,700万レアルであった。
前記同様にArezzoが22.1%減少の18億6,300万レアル、 Heringが26.3%減少の24億4,700万レアル、B2Wが31.7%減少の39億1,600万レアル、 Guararapesが38.7%減少の29億4,700万レアル、 Lojas Marisaが63.2%減少の9億9,000万レアルとなっている。
またMagazine Luiza が71.8%減少の3億9,000万レアル、Restoqueが76.0%減少の6億400万レアル、 Via Varejoが81.4%減少の16億4,300万レアル、 Brasil Pharmaが96.2%減少の3,600万レアルとなっている。(2016年1月13日付けエスタード紙)