ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると、7月のインフレ指数を差引かない名目小売販売は前月比マイナス1.0%、前年同月比マイナス3.5%、今年7か月間ではマイナス2.4%、過去12か月間ではマイナス1.0%を記録している。
また自動車ならびに建材を含む7月の名目広範囲小売販売は前月比0.6%増加、前年同月比マイナス6.8%、今年7か月間ではマイナス6.5%、過去12か月間ではマイナス4.9%を記録している。
7月の名目小売販売は前月比マイナス1.0%で6か月連続で前月を下回っており、また8セクターのうち7セクターで小売販売が減少して回復の兆しが全く見えない。
7月のセクター別小売販売比較では、燃料・潤滑油セクターは前月比マイナス0.4%、スーパー・ハイパーマーケット・食品・飲料・嗜好品セクターはマイナス1.0%、家具・家電セクターはマイナス1.7%、医薬品・香水セクターはマイナス1.1%、四輪・二輪・パーツセクターは5.1%増加、建材セクターはマイナス2.4%となっている。
7月の州別小売販売比較では、20州の小売販売が前月比でマイナスを記録、アマパ州はマイナス4.9%、ミナス州はマイナス0.3%、しかしロウライマ州は2.7%増加、パラー州は1.6%増加、パライーバ州は1.3%増加、アマゾナス州は0.3%増加している。(2015年9月16日付けIBGEサイトから抜粋)