「父の日」向けの小売販売は数か月間の分割払いや現金払いによる割引販売にも関わらず、前年同期比マイナス5.1%と大幅な落ち込みを記録、「父の日」向けの小売販売は下半期初めのバーゲンセールにも関わらず、低調に推移しているとブラジル小売販売業者連盟(CNDL)は発表している。
「父の日」記念日前2週間の分割払い小売販売は、11.21%減少して2010年以降では最大の落ち込みを記録、昨年の「父の日」週間の分割払い小売販売は、前年同期比5.09%減少を大幅に上回った。
今年の「父の日」商戦の売上は前年比マイナス5.1%の18億レアル減少、今年の「母の日」商戦は前年比マイナス2.6%、「復活祭(パスコア)」商戦も前年比マイナス2.6%、唯一「恋人の日」商戦は1.2%増加していた。
今年の小売販売が低調に推移している要因として、高止まりするインフレ指数や政策誘導金利(Selic)引き上げに伴う銀行金利の上昇、クレジット向け与信強化、失業率の上昇、一般消費者の景況感の悪化が挙げられる。
また昨年のクリスマス商戦の売上は前年比マイナス0.7%を記録、今年のクリスマス商戦の売上は昨年を大幅に下回る可能性があるとブラジル・クレジット保護サービス(SPC Brasil)チーフエコノミストのマルセラ・カワウチ氏は予想している。(2015年8月11日付けエスタード紙)