米国の最大薬局チェーンの一つに数えられるCVS社がブラジル国内に44薬局を擁する中規模のOnofre社の株式80%を買収して、ブラジルに進出する足掛かりを築いた。
CVS社によるOnofre社の買収金額は公表されていないが、医薬品業界関係者は6億レアルと予想、CVS社は米国に7,400薬局を擁して昨年の売上は1,230億ドルであった。
今回のCVS社のブラジル進出は、1990年代の海外の大手スーパーマーケットのWalmart社や Sonae社が競ってブラジルに進出したように、今後、海外の大手薬局チェーンが競ってブラジルに進出すると予想されており、ブラジル国内の薬局チェーンの再編が進むと見込まれている。
CVS社並びに8,000チェーン薬局を擁するWalgreens社、 RiteAid社の三大薬局チェーンが米国のマーケットシェアを独占、しかしブラジルの三大薬局チェーンのマーケットシェアは僅かに24%を占めているにすぎない。
ブラジル国内の薬局チェーン最大手の一つのDPSP社は710薬局チェーン、 Raia Drogasil社は828薬局チェーンを擁しており、ブラジル国内では所得の増加並びに堅調に推移する雇用、中間層の増加などの要因で、今後10年間の医薬品部門は年間10%以上の伸び率が期待できる。
米国の大手薬局チェーンは米国の国内マーケットが飽和状態のために、ヨーロッパへの進出を検討しているにも関わらず、ドイツをはじめとして政府の医薬品の規制が非常に多くて難航しており、またブラジルの大手薬局チェーンは医薬品のオンライン販売を試みているにも関わらず、処方箋がないと販売できない医薬品が多いためオンライン販売では苦戦している。
Walgreens社は、70億ドルを投資してAlliance Boots社の株式45%を購入してヨーロッパ進出に足掛かりを築き、2015年までに100%の株式を買収予定、米国とヨーロッパを合わせた薬局チェーン数は1万1,000店舗に達する。(2013年2月7日付けエスタード紙)