世界金融危機並びに国際石油コモディティ価格の下落でサトウキビから生産される再生可能なプラスティック樹脂生産プロジェクトが軒並み中断していたが,石油のコモディティ価格が昨年初めにはバレルあたり40ドルまで下落、しかし採算性が見込める70ドルに上昇してきたために先送りされていた多くのプロジェクトが再開される。
今後3年間のアルコールからの再生可能なプラスティック樹脂生産には20億ドルから30億ドルの投資が見込まれて石油派製品のナフサに替わるアルコールから化学・プラスティック派製品の生産拡大が見込まれている。
2リットルのアルコールから1リットルの再生可能なプラスティック樹脂が可能であり、ブラスケン社は5億レアルを投資して南大河州Triunfo市でエタノールからポリエチレンを生産する工場を建設する。
ダウ・ケミカル社もSantelisa Vale社と共同で10億ドルを投資してミナス州サンタ・ヴィトリア市に工場建設を予定していたが、金融危機の影響でSantelisa Vale社はフランス資本のLouis Dreyfus社に買収されて計画が中断、Louis Dreyfus社がこのプロジェクトに参加しなければ新しいパートナーを探す。
昨年末に米国資本のAmyris社はサン・マルチーニョ社と同社のゴイアス州ボア・ヴィスタ市の工場でアルコール関連製品の生産の共同事業の発表を行っている。(2010年1月4日付けヴァロール紙)