フェルナンド・ピメンテル商工開発相は、ギド・マンテガ財務相管轄下の貿易部門が輸出関連規制決定の停滞や輸出向けファイナンスの大幅な制限などで輸出に支障をきたしており、これらの問題解決のため貿易部門の管轄を商工開発省へ移すことを提案している。
ブラジルの工業部門の生産伸び率停滞やレアル高の為替などの要因で、工業製品輸出が大幅に落ち込んでいること対して、ジウマ・ロウセフ大統領は不満をいだいており、輸出向けファイナンスや輸出保証などの構造改革を実行するために、貿易部門を商工開発省に移す可能性がある。
財務省が管轄する輸出業者向けの輸出促進政策草案並びに実施が非常に遅れており、ファイナンスの承認の遅れや輸出ファイナンスプログラム(Proex)による融資金利の均等化などに対して、商工開発省では財務省の実務に不満を抱いている。
商工開発省は、財務省のマンテガ財務相の経済班が財政プライマリー収支黒字を達成するために、輸出関連プログラムの融資を最小限に抑え、融資承認が非常に遅いことに不満を抱いている。
一方の商工開発省は、ブラジル貿易審議会(Camex)が貿易部門を管轄して、毎月、会合を開催しているにも関わらず、7人で構成される関係閣僚や長官がほとんど出席していないために、輸出戦略プラン作成などが大幅に遅れている。
この問題を解消するために、8関係閣僚からなる国家貿易審議会(CNCE)を新たに創設、6ヵ月おきに会合を持って輸出戦略プランなどを決定、毎月開催されていたCamexの無駄な会合を中止させる。
貿易保証システムについては、マンテガ財務省が委員長を務めていた輸出保証並びにファイナンス委員会(Cofig)を通商産業開発省(MDIC)が担当する保証並びにファイナンス委員会(CFG)に移すことなどを提案している。(2012年3月22日付けエスタード紙)