ブラジル北部並びに北東地域からの輸出を促進するために設けられた輸出振興特区(ZPE)の第1番目としてアクレ州が有望とみられており、国庫庁が月末までに承認すると見込まれている。
アクレZPE特区は、ブラジル国内で生産した工業製品や加工品などを1,700キロメートル離れたペルーの港湾からアジア向けに輸出を図り、地域産業の発展や大幅な輸送コスト削減に結びつくと予想されている。
ZPE特区管轄の審議会のグスターヴォ・サボイア・フォンテネーレ・エ・シルバ上級セクレタリーは、製造メーカーには、初めに特区内に企業を設立して減税対象の消費財輸入並び輸出用完成品の保管などを行って、コストやブロクラシー削減等のメリットがあることを説明した。
アクレ州政府では、すでに特区への進出に意欲を見せている企業が12社を数え、30社以上の企業進出で2,500人以上の直接雇用創出を見込んでいる。
同州政府は、すでに特区に2,500万レアルを投資、年末までに進出企業による1億レアルの投資を見込んでおり、同州内の輸出を主体とした産業部門の活性化を図る。
輸出振興特区(ZPE)設立は1988年に国会で承認されたが、今までに23特区が連邦政府に承認されたにも関わらず、どの特区も機能しなかった。宝石産出で有名なミナス州のテオフィロ・オトニ特区は、州税の商品流通サービス税(ICMS)や連邦税が免税されたにも関わらず、全く機能しなかった。
連邦政府は、4ヵ所の輸出振興特区(ZPE)の承認を見込んでおり、ピアウイ州パルナイーバ市のZPE特区では、アセロラなどのフルーツジュース産業、セアラー州ペセン特区ではヴァーレ社並びに韓国資本の東国製鋼(Donkuk)が80億ドルを投資して圧鋼板の生産が予定されている。
世界銀行の調査によると、輸出振興特区(ZPE)と同様の機能を持つ特区は、世界135ヵ国に3,500ヵ所設置、6,800万人の雇用を生み出して、売上高は年間5,000億ドルに達している。(2012年3月21日付けエスタード紙)