ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、1月の鉱工業部門の生産は、前月比マイナス2.1%と2008年12月以来で最も大きな落ち込み幅を記録して、昨年末からの景気減速が継続している。
特に1月のトラックの生産は、今年から排気ガス規制が変更になるために、昨年末にトラック販売の駆け込み需要が大幅に増加した影響を受けて、前月比30.7%と大幅に減少した。
全国自動車工業会(Anfavea)では、1月のトラック生産は前年同月比75.8%と大幅に減少、また自動車も在庫調整のために生産減少を余儀なくされたとコメントしている。
また今年初めにミナス州並びにエスピリット・サント州は、平年を大幅に上回る降雨で鉱工業部門の生産に大きな影響を受けており、ミナス州では1月の鉄鉱石の生産が前月比8.4%、前年同月比では5.7%とそれぞれ減少している。
ヴァーレ社は、今年初めの降雨の影響を受けて生産調整を余儀なくされたために鉄鉱石の生産が減少、また平年以下の気温で消費が落ち込んだ影響で、1月の飲料部門の生産は前月比7.7%、食品は0.8%、建材は0.7%とそれぞれ減少している。
1月の資本財の生産は前月比16.0%、中間財は0.1%、消費財は0.1%とそれぞれマイナスを記録、また耐久消費財はマイナス1.9%であったが、非耐久消費財は0.7%増加している。
1月の鉱工業部門の生産は前年同月比マイナス3.4%、過去12カ月間ではマイナス0.2%となっている。サンパウロ・カトリック大学教授でエコノミストのアントニオ・コレア・デ・ラセルダ氏は、今年の鉱工業部門のGDP伸び率は2.0%以下になると予想している。(2012年3月8日付けエスタード紙)