1月の海外投資家の製造部門への対内直接投資は54億ドルと昨年1月の投資を84%上回って1月の直接投資としては記録を更新している。
また海外投資家による1月のサンパウロ証券取引所(Bovespa)への投資は43億ドル、その他にはブラジル国債や確定金利付きファンドへの投資やブラジル企業や銀行による海外での社債発行などでの資金調達による資金流入で、資本財・サービス部門の経常収支は71億ドルの赤字を計上している。
中銀では国内消費の回復、長期投資につながる製造部門への対内直接投資の大幅増加などの要因で、1月の経常収支赤字はブラジルにとってポジティブな赤字であるために心配していない。
LCAコンサルタント社では、海外からの資金流入はブラジルにとってよい流れとなっているために、年末のレアルの為替はR$1.65まで上昇すると予想している。
また1月の経常収支赤字は、輸入が輸出を上回ったために貿易収支の赤字を計上、ブラジル人観光客が海外で20億ドルを支出したために、昨年7月に次ぐ支出を記録したことも、経常収支赤字をさらに拡大した。
1月の海外本店への利益・配当金送金はヨーロッパの債務危機の影響を受けて、昨年末の国内経済が停滞したために前年同月比50%まで減少して、経常収支赤字が71億ドル以上にはならなかった。
中銀では、2月の経常収支赤字を輸出の増加や海外への利益・配当金送金の減少などで20億ドル以下に縮小、また対内直接投資を32億ドルと見込んでいる。(2012年2月24日付けエスタード紙)