四半期ごとの正式な国内総生産(GDP)は、ブラジル地理統計院(IBGE)から発表されるが、中銀はIGBEのGDP伸び率の発表前に、先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表、昨年1年間のIBC-Br指数は、2.7%と中銀の中で悲観的な見方をしていたエコノミストの予想のGDP伸び率3.0%をも下回った。
常に楽観的な予想をするギド・マンテガ財務相は、昨年末にはGDP伸び率を3.8%から3.2%と大幅に下方修正していたにも関わらず、IBC-Brは2.7%の伸び率に留まった。
昨年10月のIBC-Br指数は前月比での落ち込みは3カ月連続となり、リーマン・ブラザーズ銀行破綻をきっかけとした世界金融危機直後の2008年12月に記録した、3カ月連続の落ち込み以来となっていた。
しかし、昨年11月のIBC-Brは前月比1.3%、12月は0.57%とそれぞれ増加して、連邦政府が、昨年8月に採用した景気刺激政策や政策誘導金利(Selic)の連続した利下げ効果が現れてきている。
ブラデスコ・アセット・マネージメント(BRAM)のチーフエコノミストのフェルナンド・オノラット・バルボーザ氏は、昨年の第4四半期のGDP伸び率をゼロと予想しており、昨年のGDPの伸び率低下の要因の70%は、マクロプルーデンス政策、Selic金利並びに税制政策にあるとコメントしている。
MCMコンサルタントのアントニオ・マデイラ氏は、昨年12月のIBC-Brの伸び率が0.57%増加した要因として、鉱工業部門と小売部門が伸びたためであり、昨年のGDP伸び率を2.8%と予想している。(2012年2月17日付けエスタード紙)