ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると昨年12月の鉱工業部門の伸び率は前月比0.9%と改善、27セクターのうち16セクターで生産増加を記録、しかし通年では0.3%の伸び率となっている。
昨年の鉱工業部門の伸び率が僅かに0.3%となった要因として、クレジット部門の縮小、レアル為替上昇に伴う特に繊維や履物などの輸入製品増加による国内メーカーの生産減少、8月末まで継続した金利高、ヨーロッパの債務危機の影響による一般消費者や企業経営者の景況感の悪化による内需の縮小などであった。
昨年12月の資本財部門の前月比の伸び率は3.7%、通年では3.3%とそれぞれ増加、特に今年1月から排気ガス規制が変更になるために、トラック生産の需要が大幅に増加した。
また耐久消費財セクターは白物家電の工業製品税(IPI)減税が追い風となって7.0%増加、また自動車セクターは駆け込み需要などの要因で5.2%と大幅に増加している。
昨年12月の中間財セクター伸び率は前月比0.2%、通年では0.3%、非耐久消費財は0.5%、マイナス0.3%、12月の鉱工業部門で最も悪かったのは繊維セクターのマイナス14.9%、履物・皮革マイナス10.4%、事務機器・情報機器マイナス4.9%、衣類・アクセサリーマイナス4.4%、機械装置並びに電気材料セクターはマイナス3.6%であった。
LCAコンサルタント社のアナリストであるトヴァン・ツカコブ氏は鉱工業部門の在庫が一掃する下半期からの生産増加を見込んでおり、今年のレアルの為替はR$1.70と昨年のR%1.67 から僅かに下げると予想、また先進諸国の景気悪化で投資金が新興国に流れ、今年のブラジルの鉱工業部門の伸び率は2.5%を見込んでいる。(2012年2月1日付けヴァロール紙)