中銀の発表によると、昨年の製造部門への海外からの対内直接投資は667億ドルと連邦政府の予想450億ドルを48%上回る直接投資を記録して、経常収支赤字をカバーした。
昨年の経常収支赤字は低調な貿易収支黒字、レアル高の為替によるブラジル人の海外旅行増加に伴う支出の増加などで526億ドルと、1947年以来では最高の赤字幅を記録している。
ヨーロッパの債務危機や景気の後退で、ブラジルから本国への利益・配当金支出が前年比25%増加の381億ドルと記録達成、またレアル高の為替で資本財などの輸入増加も経常収支赤字の拡大に拍車をかけた。
昨年の設備投資用機械・装置の海外からの輸入による賃貸料は特に鉱業、天然ガスや石油部門で大幅に増加して、前年比21増加の167億ドルに達していることも経常収支赤字拡大につながっている。
中銀では今年の経常収支赤字を650億ドル、貿易収支黒字は230億ドルに減少、対内直接投資は500億ドルの減少を見込んでおり、短期金融投資の株や国債投資で150億ドルがカバーできるか未定であるが、外貨準備高が3,500億ドルあるために海外の経済危機には充分対応できると見込み。(2012年1月25日付けエスタード紙)