連邦政府では今年は先進諸国の景気減速で、ヨーロッパや米国向け輸出減少が明確になってきているために、小規模の輸出業者を中心にドローバック方式の簡素化などによる輸出奨励策を検討している。
連邦政府は輸出する商品を製造する場合に必要な原材料、部品、副資材や梱包材などを国内市場或いは外国から輸入して、通関時点で課税される輸入税(I.I.)、工業製品税(IPI)、社会統合基金(PIS)、社会保険融資納付金(COFINS)や商品・サービス流通税(ICMS-州税)など主要な税金が保留するドローバック保留方式を簡素化して、輸出経験のない小規模企業の輸出を促進する。
また郵便局(Correio)からの簡易輸出方法なども検討しており、第1四半期の末には通商産業開発省(MDIC)から発表予定、またファイナンス手続きの簡素化も併せて行われる。
昨年の輸出総額は2,560億ドル、輸入は2,262億ドル、貿易収支黒字は298億ドルとコモディティ商品価格が牽引して連邦政府予想を上回ったが、今年は世界的な景気減速で世界貿易の縮小やコモディティ商品価格の下落などが予想されている。
また連邦政府はアジアからの不正規輸入品やダンピング商品の流入阻止を相次いで実施しているにも関わらず、相変わらず第3国経由などで流入しているために、MDIC省による150人の公務員採用を許可して監視強化を図る。(2012年1月5日付けエスタード紙)