昨年の鉱工業部門のGDP伸び率は予想を大幅に下回り、またヨーロッパや米国の景気縮小予想などにも関わらず、ブラジルの鉱工業部門は世界的なスポートイベントを控えているために、インフラ整備部門セクターを中心に投資拡大が予想されている。
今年の鉱工業部門の中でも機械・装置セクター、化学、自動車・部品、建材や電気・電子セクター向け拡張や近代化設備部門への投資増加が予想されている。
しかし食品セクターや住宅建設セクターは昨年並みの投資予想、繊維・衣料セクターの投資は連邦政府が発表した同セクター向けの優遇政策の効果に左右されると予想されている。
ブラジル機械・装置工業会(Abimaq)マリオ・ベルナルジーニ会長は連邦政府の公共投資削減などの影響で、昨年の同セクターの投資総額は40億レアルから50億レアの間と2010年の80億レアルから大幅に減少、しかし今年は5%から6%の投資増加を予想している。
ブラジル履物工業会(Abicalçados)では昨年の投資は前年の投資総額5億5,000万レアルを20%下回り、今年も継続して価格競争では太刀打ちできない輸入製品増加で、継続して投資意欲を削がれているために、よくても昨年並みと予想している。
ブラジル化学工業会(Abiquim)ではレアル高の為替で昨年の輸入製品が急増したために、投資は10%減少した影響で国内生産は2.7%減少、今年の投資は昨年の26億ドルからすでに新規製造工場などの建設を着手しているために、48億ドルを見込んでいる。
ブラジル建材工業会(Abramat)昨年の9月の投資調査によると加盟企業の77%は2012年の投資を予定、しかし11月には72%に低下、しかし今年は最低サラリーがインフレ指数を差引いた実質サラリーの7.5%の大幅調整並びに連邦政府の公共投資拡大で4%から5%伸び率が期待されている。
全国自動車工業会(Anfavea)では国内マーケットは引き続き拡大すると楽観視して2011年から2015年の投資総額は220億ドルを見込んでおり、全国自動車部品工業会(Sindipeças)も今年の投資は昨年の20億ドルから25%増加の25億ドルを見込んでいる。(2012年1月4日付けヴァロール紙)