昨日、中銀のトンビーニ総裁は四半期インフレレポート発表時に、来年のブラジルの国内総生産(GDP)伸び率を3.5%と連邦政府が目標にしている4.0%~5.0%を大幅に下回る伸び率を予想している。
また今年のGDP伸び率予想を3.5%から3.0%と大幅に下方修正、インフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は連邦政府の目標上限値の6.5%を予想している。
来年はヨーロッパの債務危機や米国の景気減速などの影響で世界的な景気後退が予想されるために、コモディティ価格の減少やレアル安の為替などで、政策誘導金利(Selic)が一桁台まで減少する可能性もでてきている。
来年のインフレは為替安や景気減速の影響でインフレ圧力後退が後退するためにIPCA指数を4.7%、2013年上半期は4.7%を予想、下半期は連邦政府目標の4.5%まで低下する可能性がある。
しかし・ギドマンテガ財務相は中銀の来年のGDP3.5%の予想に対して、一桁台まで低下するSelic金利並びにレアル安の為替を考慮すると、GDP伸び率は4.0%から5.0%が可能であり、中銀の慎重な見方に不満を表明している。
またマンテガ財務相は中銀の今年のGDP伸び率3.0%の下方修正に対しても、現在のヨーロッパの債務危機による影響でもGDP伸び率3.5%を見込んでおり、このヨーロッパの債務危機が発生しなければGDP伸び率は4.0%以上の可能性があったと強調している。(2011年12月23日付けエスタード紙)