11月の経常収支赤字は貿易収支黒字が大幅に減少したために68億ドルと最悪を記録、今年11カ月間では458億ドルに達しており、さらに12月の赤字幅が拡大すると予想されているために、今年の経常収支赤字は530億ドルまでの増加が予想されている。
また11月の海外投資家のブラジルへの対内直接投資は41億ドル、今年11カ月間では600億ドル、今年は650億ドルまで増加すると予想、ヨーロッパの債務危機や米国の景気減速など先進諸国のリセッション入りが憂慮されているために、来年の直接投資は大幅に減少すると予想されている。
中銀では来年の経常収支赤字は今年の予想を22.6%上回る650億ドルを予想、また対内直接投資はヨーロッパからの投資減少を中心に、今年の予想の76%に相当する500億ドルまで減少すると予想されている。
中銀では来年の経常収支赤字を解消するためには対内直接投資の500億ドルの予想でも、貿易収支黒字が230億ドルまで減少するために、150億ドルが不足すると予想している。
中銀では対内直接投資以外にも株などの短期金融投資に120億ドルの流入を見込んでおり、不足分の30億ドルはブラジル国債購入で50億ドル、海外での資金調達で62億ドルの外資流入を予想している。
世界的なリセッション入りで来年の輸出は4.3%増加に留まり、輸入は7%増加すると見込んでいるために、貿易収支黒字は今年よりも18%減少、また海外からの設備投資用機械・装置のレンタル代は、今年予想の163億ドルから190億ドルに増加すると見込まれている。
またブラジル人の海外旅行による支出は145億ドルの赤字を予想、海外調達資金の利払いは90億ドルから122億ドルに増加、本国への利益・配当金送金は380億ドルから396億ドルの増加が予想されている。(2011年12月21日付けエスタード紙)