中銀の統計によると11月の外貨流出は、何時まで継続するか見通しのつかないヨーロッパの債務危機の影響を受けて流入を9億4,200万ドル上回って、前月に続いて2カ月間連続で外貨流出となった。
外貨流出を牽引したのはヨーロッパ企業を中心とした利益・配当金の本国への送金で、11月初めの22日間の送金額は33億ドルと、10月の送金総額の2倍以上を記録している。
11月の外貨流出総額は34億7,000万ドルで本国への利益・配当金送金以外にも、世界的な経済の先行き不安で短期の金融投資からの逃避となる、確定金利付きファンドやサンパウロ証金取引所(Bovespa)の株式投資からの引上げも含まれている。
また世界経済の不安定な見通しから金属類や農産物のコモディティ価格は下落傾向を示しており、11月の中銀のコモディティ指数(IC-Br)は前月比1.7%減少、今年11カ月間では6.14%の下落を記録している。
11月のコモディティ価格下落は鉄鉱石価格が3.8%と牽引、農産物コモディティでは牛肉、豚肉、大豆、トウモロコシ並びにコーヒーなどを中心に1.46%下落している。(2011年12月8日付けエスタード紙)