10月の社会保険院(INSS)、中銀並びに国庫庁で構成される中央政府のプライマリー収支黒字は112億6,800万レアルと、同月では1997年の統計開始以来では黒字幅の記録を更新した。
今年10カ月間のプライマリー収支黒字は866億レアルと今年の目標黒字額の94%に達しており、また過去12カ月間では1,018億8,000万レアルと記録を更新している。
国庫庁のアルノ・アウグスティン長官は今後11月並びに12月の歳入も継続して増加を予想、プライマリー収支黒字の目標達成を楽観視している。
昨日に発表された社会保険院の10月の赤字は13億2,800万レアル、今年10カ月間では前年同期比19.2%減少の367億9,000万レアルと大幅に減少、今年1年間の赤字は予想370億レアルを下回る355億レアルに留まると見込まれている。
今年10カ月間の公共投資は連邦政府の歳出削減政策に伴って、7月から大幅な減少が継続した影響で前年同期比3.7%減少、一方で上半期の堅調な雇用創出や好調な内需などの要因で、歳入は大幅に増加している。
アウグスティン長官は2012年度の財政プライマリー収支黒字は、連邦政府が国内総生産(GDP)伸び率を5.0%に設定しているために、景気刺激策や政策誘導金利(Selic)低下で目標達成を容易と見込んでいる。
欧米を中心とした財政危機や中国の経済成長率の鈍化の影響を抑制するために、連邦政府は来年早々から経済成長加速プログラム(PAC)向け公共投資を積極的に進める。
ジウマ・ロウセフ大統領は過熱気味の国内景気の抑制並びにインフレ圧力低減のために今年2月に500億レアルの公共支出削減を発表していたが、昨日、そのうち各省庁、司法や立法向けに122億レアルの支出を認めた。
ミリアン・ベルシオール予算管理相は保健省向けに57億レアルを分配、社会開発・飢餓対策省は「ブラジル貧困撲滅」プログラム向けとして更に27億レアルを、PAC-2プログラムの大衆住宅建設「私の家、私の暮らし」プログラムは更に20億レアル、国防省は14億レアルの分配を受ける。(2011年11月24日付けエスタード紙)