連邦政府の今年10カ月間の公的債務利払い額はインフレ圧力抑制や金融引締めで政策誘導金利(Selic)が上昇したために、1,701億3,000万レアルを記録している。
しかし国庫庁は今年の国債償還額が国債発行額を576億1,000万レアル上回っており、10月の公的債務残高は昨年12月よりも1,125億2,000万レアル少ない1兆8060億レアルに減少している。
また連邦政府の対外公的債務残高は世界銀行からの負債前払いなどを実施したために12.83%減少、国庫庁は10月に外債52億レアルを返済、そのうち47億レアルは世界銀行の負債返済であった。
国庫庁の世界銀行への負債の前払いで、世界銀行からの経済加速プログラム向けクレジット増加が可能となり、特にインフラ整備部門である上下水道や輸送セクターへのクレジットが期待できる。
ヨーロッパの債務危機や米国の景気悪化などで、海外での資金調達が難しくなってきているにも関わらず、良好な経済ファンダメンタルズやブラジルの長期外貨建ての格上げなどで、ブラジル国債の金利が低下してきている。
ブラジル国債の金利低下で対GDPの公共負債比率が継続して低下してきており、9月の過去12カ月間の国債の平均利払いコストは12.79%、10月は12.66%と今年になって初めて減少した。
利払いコスト減少の要因の一つにインフレ圧力低下によるインフレ指数連動国債の利払い低下があり、同国債は全体の29.02%を占めており、Selic連動国債は32.01%を占めている。
また国庫庁にとってコントロールが容易な確定金利付き国債比率は35.03%、残りの3.95%は為替連動国債となっている。(2011年11月22日付けエスタード紙)