9月の国内総生産(GDP)の目安となる中銀の経済活動指数(IBC-Br)は、前四半期比マイナス0.32%と2009年第1四半期以来では初めて減少に転じて、今後のリセッション入りの可能性が憂慮されている。
しかし金融アナリストは連邦政府が欧米を中心とした景気悪化の影響緩和や国内経済を活性化させて、国内総生産を上昇サイクルに戻すための金融緩和やクレジット拡大政策が短期間に効を奏しないと、最終四半期も前期比マイナスとなってリセッション入りすると予想している。
昨年のGDP伸び率が7.5%と大幅増加して、更なる国内消費の過熱やインフレ圧力を下げるために、昨年末にマクロ・プルーデンス政策を採用、また7月までSelic金利を大幅に引上げた影響で景気引締め政策と採用していた。
しかし製造部門の在庫増加並びに生産減少で8月の生産伸び率は前月比では2008年12月以来の大幅な落ち込みを記録、しかし9月は0.02%と僅かに増加に転じたが、第3四半期のIBC-Brはマイナスとなった。
8月末からSelic金利の引下げサイクル効果が表れるのは半年以上と遅いが、先週に発表したブラジル銀行の消費者向けクレジット金利の切下げ、中銀が検討している銀行の強制預託金比率の引下げや、クレジットに関する課税率低下による効果は短期間に表れるために、最終四半期のIBC-Brは0.3%から0.5%増加する可能性もある。(2011年11月18日付けエスタード紙)