昨年の中国からのブラジル向け対内直接投資は総額190億ドルを記録、その大半は農産物や石油・天然ガスなどの国際コモディティ商品向けであったが、今年は長期投資向けの製造部門への投資となっている。
今年10カ月間の中国からの直接投資総額は71億4,000万ドルと前年比では大幅に減少、しかし投資総額の74%は長期投資向けの完成品、半完成品や研究・開発(P&D)などの分野となっている。
今年10月までの中国からの直接投資16プロジェクトのうちで、自動車部門向けではJAC社、Foton, Shineray, Changan/Haifa社並びにLifan社が、自動車やオートバイをブラジルで生産するための工場建設を発表している。
今年10カ月間の中国企業が発表した自動車部門向け直接投資総額は32億2,000万ドル、通信部門並びに電気・電子部門への投資はそれぞれ8億9200万ドルと前年から大幅に増加、人口が1億9,000万人を超えるブラジルの大きな消費市場をターゲットにしている。
一方で、昨年の直接投資を牽引した石油・天然ガス、鉱業、電力エネルギー並びにブラジル国内の耕作地の取得制限が厳しくなってきた農畜産部門へは総額13億3,000万ドルで、全体の18.75%まで減少してきている。
今年10カ月間の中国からの直接投資の62.5%は工場拡張や製造工場建設となっており、Foxconn社はサンパウロ州ジュンジアイ市に30億ドルを投資して、生産工場を建設する。
サンパウロ州への投資は全体の37.5%、次いでバイア州へは12.5%、ミナス州、ペルナンブーコ、リオ並びにアマゾナス州へは、それぞれ4億4,600万ドルの投資が予定されている。(2011年11月10日付けヴァロール紙)