ブラジル地理統計院(IBGE)の統計によると、8月の鉱工業部門の生産伸び率は前月比マイナス0.2%と減少に転じたが、9月もレアル高の為替による輸入製品の増加や在庫増加で引き続き減少すると予想されている。
多くのエコノミストは9月の生産は9月の失業率が6.0%と7月以来安定して低率にとどまっているにも関わらず、前月比では0.8%から1.5%の落ち込みを予想している。
サンパウロ州工業連盟(Fiesp)の調査では9月の州内の鉱工業生産の活動レベル指標(INA)は前月比0.7%減少、テンデンシア・コンサルタント社のアレサンドラ・リベイロ氏は自動車セクターがマイナス8.4%、経済動向のバロメーターとなるダンボール生産セクターはマイナス4.8%とそれぞれ大幅に落ち込んでいるために、マイナス1.5%を予想している。
Fator銀行では9月の生産はドルの為替がR$1.75まで上昇したにも関わらず、国内工業の価格競争力には不十分であったために、輸入増加並びに輸出低調で前月比1.1%減少を予想している。
Fiespの企業経営者の今後数カ月間の景気動向を測るSensor調査では10月の在庫は48.6ポイントと2010年12月以来の低率を記録、売上、雇用や市場などもそれぞれ50ポイントを割って、景気の見通しが悪化している。
産業開発研究院(Iedi)では9月の鉱工業部門生産は最も落ち込むと予想、しかし最終四半期の生産は年末商戦向け受注増加による生産増加を予想、今年の鉱工業部門生産は2.0%増加を予想、IBGEの統計では今年9カ月間では1.4%増加している。(2011年10月28日付けヴァロール紙)