今年9月間の国庫庁の税収は今年の目標の9,350億レアルの3/4に相当する7,055億レアルに達しており、前年同期比12.9%と大幅増加、また9月の税収は751億レアルとなっている。
昨年の国内総生産(GDP)は7.5%と大幅に伸びたにも関わらず、中銀の今年のGDP伸び率は3.5%を予想、しかし多くのエコノミストが3.5%以下を予想、また昨年末のマクロー・プルーデンス政策採用や欧米での景気の先行き不透明感増加で最終四半期の税収の減少は明白となってきた。
今年の危機のリファイル(Refis da Crise-負債返済額の低減)による負債返済額は昨年を24億レアル上回る128億レアルに達しており、また裁判所で争っていたヴァーレ社からの純益に対する社会納付金(CSLL)が58億レアルと、臨時税収増加が国庫庁の税収を押し上げている。
ブラジルの商業銀行や企業の海外での低金利の資金調達に対して、金融取引税(IOF)の6%の引上げ並びに借入期間を1年から2年間に延長した影響で、今年9ヵ月間のIOF税収は16.1%増加の236億レアルを記録している。
また9月16日から国産化率が65%以下の輸入車に対するIPI税30%の引上げ措置で今後は増加が見込まれるが,自動車関連IPIは9カ月間では54億レアル、全体のIPIは13.51%増加の347億2,500万レアルとなっている。
またレアル高の為替に伴ってサービス財や資本財の輸入増加で、今年9ヵ月間の輸入税(II)は17.5%増加の193億レアルと大幅に増加している。
また好調な国内消費やインフレ指数を上回る実質賃金調整などで全体の所得税(IR)は15.21%増加の1,860億3,000万レアル、個人所得税(IRPF)は22.81%増加の171億8,500万レアルであった。
全体の法人税(IRPJ)は13.98%増加の802億2,400万レアル、そのうち源泉徴収税は517億1,300万レアル、キャピタルゲインは216億8,600万レアル、雇用の拡大などで社会保険融資納付金(Cofins)は9.07%増加の1,189億700万レアルであった。
また今年9ヵ月間の社会統合基金(PIS)/公務員厚生年金(Pasep)は10.14%増加の315億9,200万レアル、企業の収益増加で純益に対する社会納付金(CSLL)は26.28%増加の462億9,800万レアル、社会保障院(INSS)への積立金は9.48%増加の1,929億4,800万レアルであった。(2011年10月20日付けヴァロール紙)