昨年のサンパウロ州の社会保障院(INSS)の赤字は州公務員の年金・恩給支給151億6,700万レアルと納付金74億4,900万レアルを大幅に上回ったために、前年比7.6%増加の77億1,700万レアル2達している。
サンパウロ州の公務員の年金・恩給受給者は40万7,186人に達しており、ジェラルド・アルキミン州知事はINSSの赤字を軽減するために、民間と同じ年金最高受給額3,691.74レアルに制限する案を提示している。
それ以上の年金受給希望者は新たな年金ファンドへの積立を行うシステムを検討、州議会での承認が必要となっているが、しかし州政府の公務員からの反対が強いために、簡単には進展しないと予想されている。
財政責任法(LRF)では歳入の49%まで人件費として支出が可能、サンパウロ州は38.57%と余裕があるにも関わらず、リオ州は27.33%と最も比率が低いが、昨年のINSSの赤字は53億8,800万レアル、しかし石油のロイヤリィ収入で赤字を補填している。
INSSへの納付金が年金・恩給支給額を上回って黒字を計上したのはトカンチンス州、アクレ、アマパ、ロンドニア並びにローライマ州の5州、パライーバ州は州内の公務員への人件費が53.36%と唯一49%を上回っている。(2011年9月13日付けエスタード紙)