商工開発省(MDIC)の統計によると2003年から今年3月までの中国からのブラジルへの投資は中国の二桁に達する経済成長率に伴って天然資源や食糧確保のために、大半がM&Aによる投資で総額371億ドルに達していた。
この期間の中国からの投資比率の56.5%は鉱業部門への投資で209億5,000万ドル、石油・ガス並びに石炭は28%に相当する103億8,300万ドル、電力エネルギー部門へは5.1%の19億400万ドルであった。
また四輪セクターは4.02%の14億9,100万ドル、輸送関連は1.92%の7億1,000万ドル、二輪1.36%の5億500万ドル、電気・電子0.9%の3億3,300万ドル、工業向け機械・工具0.65%の2億3,900万ドル、印刷・製紙・包装は0.18%の6,600万ドル、化学セクターは0.1&%の6,100万ドルであった。
しかし米国や欧米の経済成長回復の遅れや今後の見通し不安定並びにブラジルの1億9,000万人の消費マーケットや潜在的なポテンシャルに伴って、中国企業のブラジルの鉱工業部門への投資が拡大してきている。
昨年の中国からの投資は171億ドル、今年8月中旬までのブラジル国内の中国企業によるM&Aは6件で総額5億3,900万ドル、その84%は住宅用建材セクターへの投資であった。
中国の2008年以降の世界でのM&A総額は1,727億ドル、そのうち61%が石油・天然ガスセクターで資源確保を余儀なくされているが、MDICでは今月までに中国の自動車メーカー2社並びに電気メーカー2社からブラジルへの進出の打診があった。
また過去数年間の両国の貿易は拡大一途となっており、今年8月までのブラジルの貿易黒字は50億ドルを計上、ブラジル銀行は中国で支店開設、また中国政府が70%を保有する時価総額で世界最大の中国工商銀行(ICBC)も、ブラジル国内で支店を開設する。(2011年9月5日付けヴァロール紙)