小売業界では毎年、8月から年末初戦向けの在庫確保のためにメーカーに発注を開始するにも関わらず、7月からの消費の低迷に伴う在庫の増加、欧米経済の先行き不透明感の増加などの要因で、発注を先延ばししている。
サンパウロ商業協会(ACSP)では2009年並びに昨年の年末商戦は前年比15%と二桁の伸び率を記録、しかし今年は政策誘導金利(Selic)の0.5%の利下げにも関わらず、前回の7%から5%と下方修正を余儀なくされている。
ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の1184社対象の小売業者やメーカーの在庫調査によると8月は9.5%が過大在庫を抱えており、7月の6.6%から大幅に上昇、昨年8月は7.5%であった。
鉱工業部門の14セクターのうち11セクターで在庫が増加、特に自動車セクターが23.4%、衣類・履物16.5%、繊維16.1%、医薬品18.3%、食品15.9%並びに鉄鋼セクターが12.9%となっている。
しかし36.5%の企業は8月から10月までの生産拡大を予定しているにも関わらず、昨年の43.7%から大幅に減少、雇用増加予定は22.6%と昨年の30.6%から大幅に落ち込んでいる。(2011年9月4日付けエスタード紙)