ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると7月の鉱工業部門の生産伸び率は6月のマイナス1.2%から一転して0.5%の増加に転じたにも関わらず、国内消費に減速傾向が表れてきている。
今年初めの鉱工業部門の伸び率は昨年の10.5%を半分以下の4.0%から5.0%を予想されていたが、今年は2.0%前後の伸び率に留まると予想、第1四半期は1.3%、第2四半期は0.7%であった。
過去12カ月間の伸び率は昨年10月から減少に転じており、6月の3.7%から7月は2.3%まで減少、特に中間財セクターの在庫がレアル高の為替で輸入製品増加に伴って増加している。
7月の鉄鋼、プラスティック・ゴムやパルプなどの中間財の生産伸び率は前月比マイナス0.7%と6月のマイナス1.6%に続いて低下、前年同月比ではマイナス2.4%となっている。
産業開発研究院(Iedi)では国内経済活動のバロメーターの一つである中間財の伸び率減少は輸入中間財の増加に伴って、国内の生産減少に結びついていると見込んでいる。
しかし中間財の生産伸び率は減少にも関わらず、7月の資本財は前月比1.7%、今年7カ月間では5.5%、過去12カ月間では8.3%それぞれ増加、消費財は3.5%、0.8%、1.7%とそれぞれ増加している。
耐久消費財は2.9%、1.9%、1.8%、非耐久消費財は3.8%、0.5%、1.6%とそれぞれ増加、また7月の印刷・書籍セクターの伸び率は前月比16.8%と大幅に増加、自動車4.3%、飲料4.1%、電気製品・通信機器3.2%、製油・エタノール1.9%、食品は1.9%とそれぞれ増加、しかし機械・装置マイナス1.3%、繊維マイナス4.9%、医薬品セクターはマイナス9.0%と大幅に落ち込んでいた。(2011年9月1日付けエスタード紙)