ブラジル地理統計院(IBGE)7月の雇用統計の発表によると、新規雇用が14万人と前年同月の18万1,800人から大幅に減少しているにも関わらず、国内消費の減少傾向に結びついていない。
来週、中銀の通貨政策委員会(Copom)で政策誘導金利(Selic)の調整が予定されているが、欧米での経済減速予想や連邦政府が今年のGDPを下方修正したにも関わらず、インフレ圧力が依然強いために、金融関係者は12.5%に据え置かれると予想している。
7月の正規雇用のインフレ指数を差引いた実質平均賃金は前月比2.2%、前年同月比4.0%の1,612レアル、賃金総額は2.7%増加の366億レアルに達しているにも関わらず、ある程度のレベルの労働者でも企業間の奪い合いとなっているために、雇用が売り手市場となっており、ますます賃金上昇につながっている。
7月の鉱工業部門の雇用は前年同月比0.1%増加、前月比ではマイナス1.3%、建設部門は5.5%増加、マイナス0.2%、商業部門は1.7%、0.4%それぞれ増加、サービス部門は7.3%、0.7%とそれぞれ増加、7月の雇用増加比率は5月から減少傾向となってきているにも関わらず、サンパウロ大都市圏の新規雇用が2.2%増加して牽引している。(2011年8月26日付けエスタード紙)