中銀の統計によると7月の海外投資家によるブラジルへの対内直接投資は59億7,100万ドル、今年7カ月間では384億4,800万ドル、過去12カ月間では721億5,500万ドルに達している。
過去12カ月間の直接投資総額は経常収支赤字479億ドルを242億8,000万ドル上回って国内総生産(GDP)比1.0%に相当、世界金融危機の2009年9月のレベルに回復している。
7月の経常収支赤字は34億9,700万ドル、今年7カ月間では289億4,500万ドルの赤字を計上、また8月の経常収支は32億ドルの赤字を予想、しかし対内直接投資は42億ドルと経常収支赤字をカバーする黒字計上が予想されている。
中銀経済部門担当のツ-リオ・マシエル担当は今年の経常収支赤字は欧米の景気の先行き減速並びに中国の経済成長率の鈍化で、ブラジルの貿易黒字の減少を見込んで600億ドル、直接投資は550億ドルを見込んでいる。
しかし2014年のワールドカップ、2016年のオリンピックなどのイベントが目白押しで、インフラ部門への大型投資継続が予想されているブラジルへの直接投資は、欧米企業にとっては魅力的であるために、今後もブラジルへの直接投資は継続すると予想されている。
7月の経常収支のうちで貿易収支は輸出が222億5,200万ドル、輸入が191億1,700万ドルで31億3,500万ドルの黒字を計上、サービス収支は68億5,200万ドルの赤字、そのうちサービス部門は34億8,500万ドル、輸送7億5,700万ドル、旅行は17億600万ドルとそれぞれ赤字、今年7カ月間では213億5,700万ドルの赤字に達している。
レアル高の為替で海外旅行ブームの7月のブラジル人の海外旅行での支出は21億9,600万ドルの赤字、海外旅行者のブラジル国内の支出を差引いた赤字は17億ドル、今年7カ月間では123億8,000万ドル、同差引いた赤字は85億2,000万ドルに達している。
7月の所得収支は33億6,700万ドルの赤字、そのうち利払いは15億9,700万ドル、利益・配当金の海外送金は18億2,200万ドルに達している。(2011年8月24日付けヴァロール紙)