四半期ごとの正式な国内総生産(GDP)はブラジル地理統計院(IGBE)から発表されるが、中銀はIGBEのGDP伸び率の発表前に、先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表、6月は前月比0.26%減少している。
第2四半期のIBC-Brは前四半期比0.69%の増加に留まり、GDP比の年率換算では3.0%以下と連邦政府が持続的な経済成長率とみなしている4.5%から5.5%を大幅に下回って、景気減速傾向が顕著になってきている。
第2四半期のIBC-Br指数の減少で、インフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は連邦政府の中央目標値である4.5%に方向転換する可能性があるために、多くの経済スペシャリストは今後の政策誘導金利(Selic)は据え置かれると予想している。
サンパウロ州立大学(USP)のFábio Kanczuk教授は第2四半期のIBC-Br指数では、今年の経済成長率が3.0%前後に留まるために、中銀はSelic金利の引上げを中止すると予想している。
しかしBES投資会社のチーフエコノミストのJankiel Santos氏は第2四半期のIBC-Br指数は減少したにも関わらず、7月の製造部門の伸び率は2.0%を記録、また商業部門の落ち込みもそれほどではないために、経済減速傾向に突入したと判断するのは早急であるとコメントしている。(2011年8月18日付けエスタード紙)