中銀の発表によると今年上半期の経常収支は海外旅行の増加による支出が大幅に増加して255億ドルの赤字を計上、1947年に統計を取り始めて最大の赤字幅を記録している。
レアル高の為替でブラジル人の海外旅行が大幅に増加して、サービス収支の旅行部門の支出は連邦政府が海外でのクレジットカード決済に対するIOF税を2.38%から6.38%に引上げたために、更に支出が増加して119億ドルとなって68億ドルの赤字に結びついている。
7月は学校の冬休みシーズンの影響で海外旅行が大幅に増加、今月25日までの旅行支出は17億1,000万ドル、海外からの旅行者のブラジル国内での支出はレアル高の為替の影響で3億8,800万ドルに留まっているために、13億2,000万ドルの赤字を計上している。
4月のブラジル人の海外旅行でのクレジットカード支出は前年同月比53.8%増加、しかしIOF課税率の増加に伴って5月は33.9%、6月は23.4%と減少してきて、クレジットカードの使用を減らして現金決済の傾向となってきている。
また国内企業の設備投資などの増加に伴って海外からの機械・装置の賃貸料支払いが増加して、78億3,000万ドルの赤字を計上、またコモディティ製品の価格上昇に伴って輸出が増加傾向となって、今年の貿易収支黒字は200億ドルを計上すると見込まれている。
6月の過去12カ月間の経常収支はGDP比2.18%に相当する489億6,500万ドルの赤字、今年は500億ドル前後の大幅赤字が見込まれている。(2011年7月27日付けエスタード紙)