今年の国内総生産(GDP)伸び率が6.0%、来年は更に上昇すると予想されているウルグアイで、ブラジル企業は投資を拡大してきており、2005年のブラジルへの輸出比率は13.6%、昨年は21.5%と大幅に拡大してきている。
ブラジルの食肉生産企業はウルグアイのマーケットの36%を占め、南大河州のカミル社は地元の米生産会社Saman社を買収、昨年は1億7,500万ドルを輸出して、ウルグアイでは4指に入っている。
ペトロブラス石油公社は石油販売ではウルグアイのマーケットシェア21%を擁し、同国内での石油開発、モンテ・ヴィデオ市の都市ガス配給に参入している。
イタウー銀行は2006年にウルグアイのボストン銀行を買収、現在、17支店に11万8,000人の顧客を擁してマーケットシェアは3位、ブラジル銀行はアルゼンチンのパタゴニア銀行に49%の資本参加をしており、ウルグアイの同銀行に700万ドルを投資する。
フィンランド資本のUPM社はアルゼンチンと国境を接するウルグアイ河隣接地に12億ドルを投資してパルプ工場を建設、しかしアルゼンチン側では工場建設は同河川の環境破壊につながると国境を封鎖、しかし今ではウルグアイにとって輸出企業3位の重要な企業となっている。
また今年5月にはフィンランド資本Stora Enso社とチリ資本 Arauco社のコンソーシアム企業Montes Del Plata社はウルグアイで最大の投資額となる19億ドルを投資して、年間130万トンのパルプを生産する。
ブラジルの食肉加工大手のミネルバ社は今年1月にウルグアイの食肉生産会社Pul社を6,500万ドルで買収、同社は年間220万頭の牛肉加工の6.6%に相当するマーケットシェアを擁し、ブラジル資本のMarfrig社並びにJBS社は29.4%のシェアを占めている。
ブラジル資本のAmbev社はウルグアイで最も知られているビールブランド Pilsen社 、Patricia社並びにNorteña社を買収しており、またファザノ・グループはウルグアイで最も有名なリゾート地Punta Del Este市に高級ホテルを建設、保険会社ポルト・セグーロ社は顧客10万人を擁してマーケットシェアがトップとなっている。
昨年10月にブラジル資本のEurofarma社はマーケットシェアが4%のウルグアイの医薬品メーカーGartier社を買収して進出、また昨年末にバッテリーメーカーのMoura社は代理店200店と契約、マーケットシェアを現在の2%から8%に拡大する。
昨年12月のブラジル政府は地上デジタル放送方式をヨーロッパ方式から日伯方式への選択と引き換えに、ウルグアイ国内でのチュナーのセット・トップ・ボックス生産会社への投資で3,000人の直接雇用を約束していた。(2011年7月25日付けヴァロール紙)