昨日、中銀の通貨政策委員会(Copom)で更なるインフレ抑制強化で来年のインフレ指数を連邦政府目標の中央値4.5%に誘導するために、政策誘導金利(Selic)を満場一致で0.25%引上げて12.5%に決定した。
金融エコノミストの大半はSelic金利の0.25%の引上げを予想、中銀では今回の引上げで長期的なインフレ抑制が可能となり、持続的経済成長率であるGDP4.0%前後を維持できると見込んでいる。
しかしインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)上昇率は、過去12カ月間で6.75%と政府のインフレ目標の上限(6.5%)を上回っており、物価上昇圧力は衰えていない。
WestLB銀行のチーフエコノミストのロベルト・パドヴァーニ氏は今回の0.25%の引上げでSelic金利12.5%は今後の長期間に亘るインフレコントロールが可能とみて、多くのエコノミストが予想していた8月の0.25%の引上げを否定している。
Austin Rating社のチーフエコノミストのアレックス・アゴスティーニ氏は来年のインフレ指数を目標の4.5%に誘導するために、更なる金融政策の引締めが必要であると見込んでいる。
今回の0.25%のSelic金利の引上げでブラジルのインフレ指数を差引いた実質年利は6.8%と2位のウルグアイの2.4%を大きく引き離して世界最高金利を継続、3位はチリ1.8%、オーストラリア1.4%、メキシコ1.2%、コロンビア1.0%、中国は0.2%となっている。(2011年7月21日付けエスタード紙)