就労・失業者管理センター(Caged)の発表によると6月の新規雇用は21万5,400人、今年6カ月間では前年同期の163万4,000人を20万人以上下回る141万5,000人に留まっている。
カルロス・ルピ労働・雇用相は国内経済が減少傾向を示してきているにも関わらず、雇用市場は昨年から継続して増加傾向にあることを強調して、今年は300万人の新規雇用を見込んでいる。
しかしサンタンデール銀行のエコノミストのクリスチアーノ・ソウザ氏は売り手市場の雇用状況で実質賃金の上昇による企業のコスト増加で収益が圧迫され、さらに政策誘導金利(Selic)の更なる引上げで下半期の雇用減少を見込んでいるために、今年の新規雇用を昨年の250万人以下と予想している。
今年6ヵ月間のサービス部門の新規雇用は56万4,000人と部門別ではトップ、鉱業26万2,000人、農畜産23万5,000人、建設業18万6,000人、商業部門は12万1,000人であった。
地域別では南東部地域が86万4,000人でトップ、特にブラジルの鉱工業部門の40%を占めるサンパウロ州が52万2,000人と牽引、インフレ指数を差引いた平均実質賃金は3.04%増加の1,578.50レアルとなっている。
昨年6月の失業率は7.0%、今年5月は6.4%、6月は6.2%と同月としては2002年以来で最低の失業率を記録、6月の新規雇用は農畜産部門が7万5,277人、サービス5万3,543人、建設業3万531人、商業2万9,967人,工業2万2,618人,鉱業部門が1,752人であった。(2011年7月20日付けエスタード紙)