中銀の最終フォーカスレポートによると6月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は予想を大幅に上回ったために、今年のIPCAを6.15%から6.31%と大幅に上方修正した。
来年のIPCAを5.1%から5.2%に上方修正して、連邦政府の中央目標値4.5%を更に上回り、また7月のIPCAは耐久消費財並びにサービス料金の引き上げで0.16%から0.2%に引上げている。
5月の過去12カ月間のIPCA6.55%は6月には6.71%に上昇、今月並びに来月の通貨政策委員会(Copom)の政策誘導金利(Selic)はそれぞれ0.25%引上げられると予想されている。
サンタンデール銀行ではインフレ圧力が低減していないために、Selic金利引上げによる金融引締め政策は更に長期化すると見込んでおり、年末のSelic金利を13.0%と予想している。
金融引締め政策の長期化は連邦政府が目標としている持続的成長が可能な今年の国内総生産(GDP)伸び率4.0%以上には伸びないと予想、また今年末のレアルの為替はR$1.60に据え置いている。
国際コモディティ価格の高止まり、レアル高の為替による輸入の増加、未だに過熱気味な国内消費、雇用創出の拡大による労働コストの上昇などインフレリスクに繋がっているが、ヨーロッパの債務危機の拡大など国際情勢の不透明感が増してきている。(2011年7月12日付けヴァロール紙)