今年5カ月間の鉱工業部門への海外投資家の対内直接投資はレアル高の為替の影響を受けて前年同期比17%減少の71億4,600万ドル、しかし農畜産、鉱業やサービス部門の直接投資は大幅に増加している。
同期の対内直接投資は前年同期比70%増加の265億ドル、鉱工業部門はレアル高や安価な輸入製品との価格競争では益々不利になってきているために、ブラジルの脱工業化が進んでオランダ病に陥ることが憂慮されてきている。
同期の海外投資家のサービス部門の直接投資は262%増加、農畜産部門は52%、鉱工業部門への直接投資は全体の32%を占めているが、前年同期は54.9%と大半を占めていた。
ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると2004年の製造業は全産業の19.2%を占めていたが、今ではレアル高の為替、国内市場での輸入品との競合、負担の大きい重税、インフラ整備の遅れなどの要因で15.8%まで後退している。
今年5カ月間の鉄鋼セクターへの直接投資は30億9,100万ドル、食品11億8,100万ドル、化学関連3億7,700万ドル、ゴム・プラスティック3億5,100万ドル、石油・天然ガス17億8,700万ドルとなっている。(2011年7月11日付けヴァロール紙)