全国工業連合(CNI)では5月の製造部門の設備稼働率は前月歩82.2%から82.4%と僅かに上昇したにも関わらず、実質売上や生産ラインの労働時間が減少してきているために、製造部門の生産減速を認めている。
5月の設備稼働率は前月比0.2%上昇、前年同月比ではマイナス0.4%、売上はマイナス1.3%、労働時間も0.5%それぞれ減少、しかし雇用は0.4%増加している。
CNIでは今年の国内総生産(GDP)の伸び率を3.8%、鉱工業部門のGDP伸び率を3.2%と連邦政府の4.0%から4.5%の予想を大幅に下回る悲観的な予想となっている。
CNIが調査した5月の19セクターのうち繊維、衣料並びに家具セクターの売上が前年同月比で減少、労働時間では16セクターで拡大、鉱工業部門の14セクターで雇用が拡大している。
ブラジル地理統計院(IBGE)の統計によると5月のサンパウロ州の鉱工業部門の生産は前月比1.9%増加、5月の過去12カ月間の生産は4.7%増加、しかし4月は5.4%と大幅に増加していた。
テンデンシア・コンサルタント社のエコノミストのアレサンドラ・リベイロ氏は今年のサンパウロ州の鉱工業部門の生産伸び率をレアル高の為替で輸入製品の増加に伴って2.7%と、昨年の10.5%の伸び率から大幅に減速すると予想している。{2011年7月7日付けエスタード紙}