連邦政府の今年初めの5カ月間のプライマリー収支黒字は国庫庁の歳入を中心に収入が前年同期比17.4%増加の3,963億レアル、支出が9.1%増加に留まったために454億レアルを記録した。
今年5カ月間の連邦政府の収入は支出の約2倍増加、またジウマ・ロウセフ大統領が発表した公共支出の500億レアルの削減計画の効果で僅かに1.1%の増加に留まったが、2009年並びに昨年の公共投資は70%以上増加していた。
5月の社会保障院(INSS)並びに国庫庁で構成される中央政府のプライマリー収支黒字は41億レアルと前年同月の5億500万レアルの赤字から大幅に改善、また今年5カ月間のプライマリー収支黒字はGDP比2.7%に達しており、今年の目標のGDP比2.1%の達成は確実と見込まれている。
また今年5カ月間の貯蓄は454億レアルを記録して、プライマリー収支の統計を取り始めた1999年以来では2008年同期の530億レアルに次ぐ記録となっている。
5月の公共投資は34億9,000万レアルと前年同期の38億レアルから減少、今年5カ月間では169億レアルに留まっており、公共入札や環境ライセンスの認可が遅れ気味となって、意図的に支出を先延ばししている。
第2次ルーラ政権の最終年のプライマリー収支黒字を悪化させないために、政権を引き継いだジウマ政権へ先送りしたために、今年初めの公共支出は大幅に増加していた。
5月の社会保障院(INSS)の積立金は190億3,980万レアル、地方政府への分配金は162億8,190万レアル、国庫庁の歳入は563億2,660万レアル、今年5カ月間では大幅な雇用創出、好調な国内経済、実質賃金の上昇などの要因で17.9%、24.7%、17.9%とそれぞれ大幅に増加している。
また今年5月の連邦政府の支出は552億レアル、公務員サラリー支出が138億6,870万レアル、年金・恩給などのINSSの支出が214億5,960万レアル、補助金や維持費などの支出が194億820万レアルであった。(2011年6月30日付けヴァロール紙)